みかん(1個)のカロリー・糖質は高い?太る?ダイエット効果や食べ方のコツも紹介!
【管理栄養士監修】みかんのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、みかんのカロリー・糖質量を種類別や他の果物と比較し、栄養素やダイエット効果を紹介します。みかんのカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きの太りにくい食べ方やレシピも紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
②食物繊維
みかんに含まれるペクチンは食物繊維の一種で、みかんのワタや白い筋、袋などに豊富に含まれています。食物繊維は、コレステロールの吸収を抑えたり、血糖値の急上昇を防ぐほか腸内の善玉菌を増やす働きがあるのが特徴です。
みかんを食前に食べると、食事の血糖値の上昇を抑えて体に脂肪が付きにくくなり、食べ過ぎを防ぐこともできます。また、善玉菌が増えて腸内環境が整うことで基礎代謝が上がり、ダイエット効果が期待できるでしょう。(※2)
③シネフリン
完熟前の青いみかんには、シネフリンと呼ばれる栄養素が豊富に含まれています。シネフリンには基礎代謝を高め、脂肪分解作用のあるリパーゼを活発化する働きがあります。また、シネフリンが食欲を抑える成分を活性化させることで、食欲を抑制する効果も見込めるでしょう。
また、花粉症などのアレルギーや鼻炎などの症状を抑える効果も期待できます。ダイエット目的だけでなく、花粉症や鼻炎などの疾患を持つ方もみかんを積極的に食べると良いでしょう。
(*みかんの栄養素やダイエット効果・その他効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
いしいひとみ
管理栄養士
βカロテンは、言わずと知れた健康を保つために必要な栄養素ですが、みかんにはβカロテンより強い抗酸化力を持つβクリプトキサンチンという栄養素を多く含みます!
みかんのダイエット向きの太りにくい食べ方は?
みかんは糖質やカロリーが低い果実ですが、食べ方を間違えると太る恐れがあります。ダイエット中にみかんを食べる際には、どのような点に気をつけたらよいのでしょうか。ここからは、ダイエットに向いたみかんの食べ方について解説します。
①みかんを食べ過ぎない
みかん1個分の糖質量やカロリーは低いですが、食べ過ぎると糖質やカロリーの摂り過ぎとなり太る可能性があります。
また、みかんの食べ過ぎによって皮膚が黄色に変化する柑皮症の症状が現れることがあります。柑皮症とは、柑橘類に含まれるカロテンと呼ばれる色素が、皮膚の表面や皮下脂肪に沈着して起こる症状です。そのため、ダイエット中でなくてもみかんを食べすぎないように気を付けてください。
(*みかんや果物の食べ過ぎた時の症状について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②皮ごと食べる
一般的に、みかんを食べる際は皮を剥いて中の実だけを食べますが、みかんの皮にもダイエットに有効な栄養素が詰まっています。
みかんの皮に含まれるリパーゼには内臓や皮下についた脂肪を減らす働きがあり、ヘスペリジンはコレステロール値を低下させる作用が期待できます。そのため、ダイエット中にみかんを食べる場合はみかんの実だけでなく、皮も摂取するのがおすすめです。
(*みかんの皮の栄養成分や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)